2017年4月30日(日

長野県・軽井沢大賀ホール【国府弘子ver.】







「ピアノ・ソングス」千穐楽を終えて


2005年の1月6日、下町のもんじゃ名店「麦」でママさんに「シロミちゃん、紹介するね、こちらピアニストのコクブシロコちゃん」と、初めてナマの岩崎宏美さんとお会いしました。
その日集まった30人の宴でのビンゴ大会で私がやらかした失敗のてんまつは、皆さまにはCD「ピアノ・ソングス」のライナーノーツでお読みいただきたくとして・・




軽井沢の千穐楽から戻り、私は自分の古い10年日記を引っ張り出し、この貴重なご縁を紡いてくれた出会いがいつだったか検証し、その翌日の、自分だけに向けたカナシゲななぐり書きに、思わず吹き出しました。


「・・・昨日の一件で、起きても自己嫌悪。トホホ」


12年後の今、この言葉をかみしめます。
「災い転じて、福となす」!!
人一倍面白がりの歌姫が「あの人と共演してみたい」と思ってくれたキッカケのビンゴ大会が、今となっては愛おしくてなりません。


そして、お言葉を返すようではありますが、岩崎宏美は想像をはるかに超えて、面白いヒトであった!


面白い、とは、人の気持ちを含め、いろいろな事を素早くキャッチする敏感なアンテナの持ち主であること。
面白い、とは、常にチャレンジャーで、超がつく努力家であること。
そして面白い、とは、どこまでも正直で、まっすぐであること。


回を重ねたステージでしたが、一度たりとも飽きるどころか、軽井沢の千穐楽までもが、とても新鮮なステージでした。
常に丸腰で挑戦を続ける、男らしい岩崎宏美・・・。


(軽井沢のステージを観た方は、「聖母たちのララバイ」の突然のオフマイク、鳥肌モノでしたよね!
イントロの「ジプシー・バロック」のあと、無伴奏で歌い出すという今回のアレンジですが、受け渡す時の「間」がどんどん長くなっていくのも、我々同士(そして客席と)の一体感の証明のようで、実はその「無音」の共有が、ピアノソングスの醍醐味とも思えました)


どう転んでも大丈夫。きっと、いい時間になる。
この信頼感が私を常に大きく勇気づけてくれました。
「伴奏者」としては果てしなくデシャバリすぎて時々「いいのか?」と悩みましたが、そもそもジャケット写真にまで引っ張り出してもらった以上、積極的に面白がる役目をトコトンやらせていただいた次第。


どんな苦労をしても、そのたびにどんどん、自分も人も、もっともっと幸せにしていく岩崎宏美。


確信します。お楽しみはこれからです。


またステージでの再会を楽しみに、自分も精進してまいります!


感謝をこめて  国府弘子






P.S. 読んでくださる皆さんに向けて書いた文章が上記ですが、最後に宏美ちゃんご自身へ(あなたが書いたあの歌詞を拝借!)


このほしに生まれ巡り会えて感謝。
涙が出るほど、笑いました。
歩む道が別になっても、いつでもとんでまいります。


大切な人ですから。




さあ、皆さま、これからも、岩崎宏美をともに応援!